
2020.02.03
書き続けることの効能
こんにちは、N LABOの岡部です。 このコラムを担当するようになって、1000文字程度の文章を書く機会が増えました。 元々私は仕事をしている時も、育休中でも、日々手帳やメモ帳(紙だったりアプリだったり)にタスクなどをメモして過ごしているのですが、 なかなか長文を書く機会が減ってしまっていました。 子供が生まれると言い訳し放題になってしまいますが、こうしてコラムを更新できるので、文章に対する優先度が足りていなかったなと思います。 そして一定量の文章を書いていると、物事の見え方やまとめ方に良い影響が出る気がします。 良い体力が付くなぁという感覚です。 そこで今日は、文章を書くのに影響を受けた本をご紹介します。 私の尊敬する方で「本多静六」という、日本で最初の林学博士で「日本の公園の父」と呼ばれる方がいます。 東大教授だった本多静六は、本業として日比谷公園や明治神宮などをはじめとした日本の大規模な公園の設計に関わりながら、 個人では給与の一部を貯蓄して投資を行い、大きな富を築きました。 その傍で300冊以上の著書を書き上げています。 その本多静六の書いた「私の財産告白」という本を20代の時に読んだのが、今の自分にも繋がっているなとよく思い出します。 「私の財産告白」は、著書自身が仕事を行いながらどう行動していたかが書かれている自叙伝的な本なのですが、いつ読んでも色褪せないエッセンスに富んでいます。 「給与の4分の1を天引き貯金」という貯蓄方法も有名なのですが、 実は本業の他にも「勉強になる事柄を選んでアルバイト(副業)を行おう」「自分は一日一頁(1ページ)の原稿執筆をアルバイトとして継続した」という事も書いてあります。 今でこそYouTubeやブログがあって情報発信が身近になりましたが、当時はアウトプットの手段は書籍です。 出版の為コツコツと原稿を書き続けることで、多作の作家になり、良質なインプットとアウトプットに繋がったのだと思います。 著者自身はこれを「アルバイト」と呼んでいますが、まさに今の時代にも大切な、自分自身から価値を作る行為です。 本業でのお仕事も素晴らしいのですが、そこから得たものを更に副業で発信しよう、という形で人生を豊かにされたのでしょう。 明治期にご活躍された方ですが、今にも通じる普遍性があります。 毎日文章を書くコツは、毎日文章を書くこと。 難しければ10分だけ、500文字だけでもやってみると、徐々に体力がつくかもしれません。 私もまだ模索中ですがぜひ続けていきます。