
2020.02.05
オープンチャットで気付いた「上手く質問できる人」
こんにちは、N LABOの岡部です。 昨年、LINEに「オープンチャット」という機能が出来ました。 誰もが参加できるグループを作成して、自分がつながっている友だち以外のユーザーとも交流できる新しいチャット機能なのですが、 チャットごとに別の名前やアイコンを使うことも出来て、見知らぬ人も入れるようなチャットを公開したり参加できます。 (現在LINEのホーム画面の、「サービス」の中に「OpenChat」があります。) そこでいくつか興味ある分野のチャットに侵入(?)して情報収集したり交流しているのですが、 早速いくつか気づきがありました。 私がふだん人と交流しているSNSは、Twitter, Instagram, Facebookが多いのですが、 自分の場合はどれも『友人、知人、自分の知っている人、自分のタイムラインに流れてきた発信者』という感じに、自分の知っている人やそこから派生して知った人をフォローする状態ではじめていました。 オープンチャットでは、紹介等ではなく本当に知らないところに一人でいきなり入っていってるので、 そうするとただの「○○ということに興味がある個人」になれます。 SNSよりもクローズドな世界です。 匿名掲示板みたいな雰囲気もありますが、LINEという性質もあってかグループ感がもう少しあります。 たとえば「○○を仕事にしている人」というチャットがあれば、 ○○暦10年の人もいれば、興味があるけどまだ仕事をしていない人、趣味の一つでそれほど本気を出してないけど新しい情報には興味がある人など、様々なレベルの人が集まっている感じです。 興味があるいくつかのチャットに入ってみたのですが、 どんな分野でも自分の疑問や悩みを解決したい人をよく見かけるので、 ・行動しないと良い質問が出来ない ・行動していない人には良いアドバイスができない ・万人向けのヒントは出せるけど、そこから行動しないと次の具体的なアドバイスには進めない というのは、なんにでも言えるなと改めて気づきました。 いま考えた例えですが、アニメを好きなひと同士で集まったときに、 「アニメを見たことないですが、好きになって詳しくなりたいです。でも面白いものだけを見たいのでおすすめ教えてください!」と言われるのと、 「SFが好きで、Aというアニメを見たら面白かったです。こういうジャンルでバトルの臨場感があるアニメを知っていませんか?」と言われるのは、どちらが答えやすいでしょう? 確かに何かを好きだったり興味がある仲間なのですが、 その人自身が少しでも動いていないと、漠然としてしまいがちで質問が機能しにくいですね。 交流や質問目的など無くて、ただ読んでいたいだけであればそれも良いと思うのですが、 何もしないでおいしい情報だけ教えてほしい、というのはどんな分野でも難しいんだなと思いました。 これは仕事でも、勉強でも、趣味でも共通していると思います。 逆に、動きながら疑問に気づき、それを解決していける人はどんどん進めてしまいます。 なので動いている人や結果を出している人同士の情報交換などはタメになりますし、 良い刺激をもらえるので居心地が良いです。 新たな情報が活発に交換されて、感謝もしあえると『自分が知っていることもシェアしよう』という気持ちがとても高まりやすくなるなと感じました。 これも普遍的な感情かと思うので、なるべくそのような雰囲気を作れるように自ら発信したり、 その時のレベルに合った良い環境に身を置くことの大切さに気付けました。